セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

猛暑の大ピンチ、エアコンや給湯器の窃盗事件 |2024.08.15

 危険な夏、国内最高気温41.1℃を記録更新するかも?そんな猛暑にエアコンが効かなかったら… 想像するのもイヤですが、家の中で熱中症になってしまいます。原因は故障ではなく、驚くべき室外機の盗難によるもなのである。これは窃盗罪ではなく、殺人未遂罪で裁かれるべきではないでしょうか。
 千葉県で連続給湯器窃盗事件が発生。2カ所の集合住宅から合計7台を盗んだ疑いで、37歳無職の男が逮捕された。被害総額は約80万円。容疑者は「100台から150台以上盗んだ」と供述しているようだ。猛暑でたっぷり汗をかいた体、一日の締めくくりに入るお風呂が楽しみなのに、それができない。
 他にもグレーチングとよばれる側溝の蓋も盗難が多く、側溝に蓋がないことに気づかず足を踏み外したり、洪水の際に転落し、流されたら大変危険であり、これも単なる窃盗では済まされない。

 このような金属窃盗の被害件数は16,276件、2020年から2023年で3倍に急増している。関東圏が多く、茨城県2,889件、千葉県1,684件、栃木県1,464件、群馬県1,437件、埼玉県1,172件。検挙が進めば西日本に被害が移ることも懸念される。
 特に狙われている金属、銅は、世界的に価格が高騰し、この4年で2倍になっていることが背景にあるようだ。こうした金属を換金して現金化するには、買い取り業者の存在がある。ただし、中古品は古物営業法により許可を受けて営業しているが、金属はその対象外。本人確認、取引の記録保存、警察への申告がない。金属はすでに溶かされ原型をなしていないので、盗品かどうかさえわからないからである。さらに、円安で海外に販売すればかなりの利益になるのである。

 我が家の防犯対策としてできることは、防犯カメラやセンサーライトの設置、エアコンの室外機を壁に固定する、カバーやフェンスの設置で容易に持ち運びだせないようにする、砂利の敷設で足音がしやすくするなど、敷地内への入りにくさなどの工夫も考えられる。他人ごとではないかもしれない。