セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

①能登半島地震の教訓 |2024.02.01

 元旦に能登半島を襲った巨大な揺れ。お亡くなりになった方への哀悼の意を表し、被災された方々にお見舞い申し上げます。
 何かできることはないか、それぞれが、今できることをしていることと思います。

 また、一方でこの災害から学ぶことで、私たちの防災力を高めていくことで、減災をしていくことが大事なことだと思います。

 今回の地震では、孤立化がポイントになってきています。山間部の道路が土砂崩れで寸断されたり、隆起により港が使えないために、輸送手段がなく支援物資が届けられない。有効になっているのがドローン。避難所まで行けない方、行きたくない方の在宅避難先への物資輸送。重たい水を運ぶのも、年老いた身体や寒さの中では大変な苦労であろう。それが何日も続くのであるから、ご苦労は大変なものであろう。高齢化率は47都道府県中、石川県は30.1%と第33位とそう高くはないが、能登半島では50%を超え、偏りがある。

 支援が届かない孤立化した際に、いかに自分で生きていくかを普段から考えておくことが必要であろう。それが備えであるが、都市部では支援の手が届くが、絶対量の不足により、物資の奪い合い、諍いが起きるかもしれない。支援物資の届く時間と量を考えた備えが必要になってくる。

 ライフライン=命綱の電気、ガス、水道が大事である。が敷設した当初のままの老朽化した水道管や電柱は、耐震対策ができていないので、破損個所も多く、それを直すのはとても困難であろう。老朽化したライフラインのメンテナンスは大変お金がかかる。総延長距離も長く、決して平たんな場所ばかりではないだろう。もし修繕したらその分水道料金や電気料金で徴収しなければならないわけだから水道光熱費は今以上の値上げになるし、人口減少で負担者が減ればその負担割合が大きくなる。

 支援が届かない、量が十分ではない時の準備が必要になる。それが3日分を目安とされているが、それでは足らないであろう。何をどのように、どのくらい備えておくかを考えなければならない。