確信犯は、本来正しいと信じての行為である。今回のような中国のリアクションが、
地球環境を守ると信じての抗議とみることができると思う。そのやり方には
問題があると思うが、一方でこれを政治カードとして利用しているとし、これは
悪いとわかっての行為であり、現代で使われる確信犯である。
記者からの質問の受け答えの中で、「昨日から申し上げているように、」とあきれ顔
で答えたり、「口が滑ってしまう恐れがある」と笑ったりの記者会見。失笑という言葉は
本来、耐え切れず笑ってしまうことであり、今回の記者会見を見た視聴者側のこと。
小馬鹿にして笑う大臣の姿が間違った失笑の使われ方であろう。
姑息(こそく)は卑怯と間違えて使われるが、本来は一時しのぎである。
電気やガスの補助金が年内延長になるようだが税金で賄う、こうした補助金は、
現在が苦しいから、有権者が求めているからとの内閣支持率の支えに利用して
いるとも考えてしまう。
しかし補助金は終わり方が大変難しく、やめられなくなるのではないだろうか。
やめるときには批判を生み、かえって大きく支持率を下げてしまう。予備予算で
賄うとしているが、次の世代につけを回して一時しのぎではないだろうか。
30年にもわたる処理水の放出など原発廃炉に直面し、将来のエネルギー政策を
考えることが必要だと思う。誰もなし得なかったことをする破天荒(豪快で大胆
ではない)。分散型電源の国日本、各家庭でコミュニティで発電をする地産地消型
国家はどうであろうか。