セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

間違えて使っている言葉と電気代補助の延長 |2023.09.15

農水大臣による福島第一原発の処理水を汚染水との発言。
発言は記憶にないが、言い間違えたことについて全面的に謝罪し、撤回した。

この海洋放出が、日本の水産物の最大輸出先である中国が、全面的輸入禁止
と反発を強めている。破壊者とか汚染者と中国メディアが報道しているところが
あり、高まる反日感情、迷惑電話、風評被害は拡大していくであろう。

日本政府は、科学的根拠のない主張は無効だとし、各国の年間トリチウム排出量
よりも少ない排出量のようだが、
それをもって安全だとも言えない、国内外そのような不安を抱える中でのこの言い間違いですから、
間違いで済まされるのか。

確信犯は、本来正しいと信じての行為である。今回のような中国のリアクションが、
地球環境を守ると信じての抗議とみることができると思う。そのやり方には
問題があると思うが、一方でこれを政治カードとして利用しているとし、これは
悪いとわかっての行為であり、現代で使われる確信犯である。

記者からの質問の受け答えの中で、「昨日から申し上げているように、」とあきれ顔
で答えたり、「口が滑ってしまう恐れがある」と笑ったりの記者会見。失笑という言葉は
本来、耐え切れず笑ってしまうことであり、今回の記者会見を見た視聴者側のこと。
小馬鹿にして笑う大臣の姿が間違った失笑の使われ方であろう。

姑息(こそく)は卑怯と間違えて使われるが、本来は一時しのぎである。
電気やガスの補助金が年内延長になるようだが税金で賄う、こうした補助金は、
現在が苦しいから、有権者が求めているからとの内閣支持率の支えに利用して
いるとも考えてしまう。
しかし補助金は終わり方が大変難しく、やめられなくなるのではないだろうか。
やめるときには批判を生み、かえって大きく支持率を下げてしまう。予備予算で
賄うとしているが、次の世代につけを回して一時しのぎではないだろうか。

30年にもわたる処理水の放出など原発廃炉に直面し、将来のエネルギー政策を
考えることが必要だと思う。誰もなし得なかったことをする破天荒(豪快で大胆
ではない)。分散型電源の国日本、各家庭でコミュニティで発電をする地産地消型
国家はどうであろうか。