カナダの山林火災が4月に始まり、現在制御不能と言われ、その煙がアメリカに到達。ニューヨークでは大気汚染、N.Y.ヤンキースの試合、ブロードウェイの公演が取りやめになり、航空機も大幅に遅延。「タバコを吸うより身体に悪い」と言われるほどのようだ。
落雷などの原因に、高温や異常乾燥、強風が組み合わさり、各地で山火事になり、避難を余儀なくされているのはカナダ国内416か所におよび、地震、洪水ではなく山火事による避難は夏いっぱい続くとみられている。また石油生産施設の周囲にも火が迫っているため閉鎖し、生産に影響がでている。
猛暑により、牛や豚、鳥の食欲が落ち生育が遅れたり、繁殖率が低下し食肉の絶対量が減少したり、牧草などの飼料の生産が落ちればコスト増と食肉価格高騰につながる。野菜など作物の葉が焼け、生育が悪くなり供給量が減る、
海産物も生態系が崩れ漁獲量が減少など食糧問題になる。耕作放棄地を借りたり、自宅の庭やベランダで野菜をつくり、各家庭の食卓分の農作物を自分で育て収穫する。
危険な暑さという災害にどう向き合っていくか。どう生活を維持し生きていくか。まさにサバイバルの時代。誰かがではなく、自分には何ができるのかを
考える。停電したらどうするかなど、想像力を働かせてこの未知の領域の暑さに備える。