セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

「阪神淡路大震災から学ぶ我が家の災害対策」 |2022.02.01

「阪神淡路大震災から学ぶ我が家の災害対策」

あの震災から27年。私たちが学んだ教訓を今の防災に役立てているか考えていきましょう。
悲しい記憶を薄めたいのは本能なのでしょうが、災害は忘れてしまいがちです。
建物の倒壊や家具の転倒の下敷きによる圧死、窒息で亡くなられた方が多く、震災以降は建物の耐震性を向上させるため建築基準法が改正され、そのため住宅選びには耐震性能を求め、既存住宅も建替えや耐震補強をしたり、より地震に強い住宅が多くなりました。

家具には耐震金物を付けて転倒防止できているでしょうか?
緩んではいないでしょうか?できることなら寝室には置き家具を使わないで備え付けの収納にしたいものです。
テレビなど重たい電化製品は意外にも多いですよね。強い揺れで飛んでこないように粘着性のあるジェルマットの防振材に貼り付けることで、揺れや衝撃を吸収し、転倒や落下を防ぐ効果があります。

さらには家の中だけでなく、倒壊の危険のあるブロック塀が通い慣れた通勤通学路に無いでしょうか?
我が家に通行人を傷つけてしまうような危ないものはないか今一度確認してみましょう。
錆びて危険なカーポートやフェンス、高い樹木やベランダ、屋根の上の設置物などです。

また火事で命を落とされた方も多かったです。
調理時間帯はガスコンロを使用し危険が多く、火を使わないIH調理器を選択する方も多くなりました。
停電が修復され電気が届いた時に転倒した暖房器具や断線したコードから火の手が上がった通電火災も忘れてはいけません。
大切なマイホームから出火させないように、また近隣の火事からの延焼を防ぐための耐火性能、雨戸、シャッターなども重要ですが、限界があります。近隣住宅も耐震耐火性能のある住宅であるなど近隣環境がとても大事です。
近年問題になっている空き家や、高齢化によりメンテナンスのしていない老朽化した住宅が隣にあることがリスクになるのです。
自分の工夫だけでは何ともしがたいものです。少しでも早く火事に気付いて避難するための火災警報器の設置が義務化されましたが、電池切れ等メンテナンスはしていますか?
警報器同士が連動しているタイプや携帯電話とつながるタイプなど、最新式に切り替えるのも有効な手段です。

こうした阪神淡路大震災の教訓である、圧死と火事から大切な家族とマイホームを守るため、家族で話し合う機会を作っていきましょう。