セキスイハイム東四国

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住まいのコラム

「トイレ考」 |2021.08.01

「トイレ考」

住宅の中で一番小さい部屋ですが「う~ん」と考えてみましょう。

昨年日本は台風の上陸が1個もなかった稀な年と言われた。台湾も同様のようだ。災害被害が無いのは好ましいが、一方で深刻な水不足で、半導体を製造する上で重要な水が確保できずに生産が大幅に遅れているとか。ひたちなか市の半導体工場の火災も記憶に新しい。世界的な半導体不足の解消には数年かかるとの見通しも。
さまざまなもので使われる半導体。それが手に入らないのだから車、家電製品、太陽光、蓄電池の生産も遅延が出始めている。

こうした経済にも重要な水を私たちは日常生活でたくさん使用している。
計算してみよう。 
トイレで流す水は1回あたり、昭和のトイレは平均12ℓ、平成のトイレは平均3ℓ。その差は1回あたり9ℓにもなる。
4人家族が1日3回トイレを使用すると 
9ℓ×4人×3回=108ℓ
ペットのワンちゃんのお散歩での排せつ物処理の1回を加算しよう。108ℓ+9ℓ=117ℓ
これが1年となると117ℓ×365日=42,705ℓともなる。
が、想像しづらい。

浴槽のお水が1回200ℓとすると214日分になる。
水道料金でおよそ1㎥=173円とすると(東かがわ市30㎥超)
42.705㎥(42,705ℓ)×173=7,388円の上水代なので下水代も考慮すると
×2=14,776円
となる。

地球にも家計にも厳しい数字ですね。
だからトイレの設計はう~んと大事です。