こうした中で「奇跡の一軒家」がニュースで取り上げられ話題になっている。周囲の家が焼け落ちた中で奇跡的に残った住宅がある。日本ではお城や蔵に使われる「漆喰」が使われている。日本では伝統的な素材で、防火性能が高く、城郭を火災から守るためにもとても重要な素材とされ、その白い壁は、神聖さや清浄さを象徴するものであり、多くの神社仏閣でも見られます。漆喰の調湿性や抗菌性が、快適な住環境を提供するため内壁にも使われている。白い壁は街並みの統一感も演出できる。自然素材ゆえに環境にも優しい。
姫路城、松本城、松山城。法隆寺と日本の美しい建築物に採用されているだけでなく、ヨーロッパでも、ギリシャ、スペイン、イタリア、フランスなど、地中海沿岸の国々で漆喰は古代から広く使用されています。エーゲ海沿岸の白い家々といえば想像できるだろう。
漆喰の主成分は水酸化カルシウムで、これに砂や繊維などの補強材を加えたものである。強い日差しを反射し、室内を涼しく保つ効果がある。また海風の塩害から建物を守る役割もある。スペインのアンダルシア地方、イタリアのトスカーナ地方のヴィラ、メキシコの教会と世界でも使われている。