まず、災害の被害を軽減するには、どんな危険があるかを考え、そのリスクをできるだけ排除しておく。
例えば飛来物。強風で我が家のモノが飛ばされたり、逆に我が家に飛んでくるモノがないか。我が家の庭の庭木、植木鉢は飛ばされないか、物置はひっくりかえらないか、近隣の古い住宅の瓦が飛んできたらネット、雨戸やシャッターで減災していく。
古い住宅や空き家があれば二次災害でのリスクは高まる。周りが災害に強い住宅である分譲地はそれだけで災害に強い地域なのである。
次に、災害後の暮らしをどう継続するか。家族と再会できるのか、連絡はつけられるのか。救助が入るまでの間のサバイバル。大事なライフラインの確保、水や食料の確保、そして電源の確保。
もし今停電が起きたら、熱中症にならずに暮らすにはどうするか?愛するペットもしかり。冷蔵庫が停止すれば、要冷蔵や要冷凍の食材は一転して食中毒の発生原因になり、生ごみになり悪臭を放つ。汚物と共に処理に困り衛生状態が一気に悪くなる。
災害ストレスで認知症、メンタルヘルス失調などや災害関連死から家族をどう守るか。
無収入時期はどのくらい続くのか、収入の不安、職場には復帰できるか。とりあえずの現金、買い物、交通手段。必要なものをどのように手に入れていくか。
このように災害時に何が起きて、どう行動したらいいかを老若男女各自が考えることが必要かもしれません。その考える力が新しい防災訓練のカタチかもしれません。